ヨーロッパの共通通貨、ユーロについて学ぶ
ヨーロッパの様々な国で近年使われ始めた通貨であるユーロ。登場してから瞬く間に世界の主要な通貨の一つになり、なにかとニュースで取り上げられることも多いですよね。このユーロについて知ることは、ヨーロッパについて、あるいは世界の経済について知ることにつながります。ユーロとはどのようなものなのか、具体的に見ていきましょう。
基本情報
ユーロは、EU(欧州連合)の経済通貨同盟で使われている通貨です。23の国で使われていますが、そのうちEUの加盟国は17カ国です。ドル、円などのように国際取引によく用いられ、世界の主要な通貨として認識されています。
ユーロの歴史
ユーロが導入されたのは、EUを結成するにあたっての一つの主要な要素としてヨーロッパの単一通貨の導入が想定されていたから、と言われています。そもそもヨーロッパ諸国では1968年に関税同盟が結成され、実質的には経済が統合されていました。それに加えて流通、交通面でも障壁がほとんどなくなっていたこともあり、それぞれの国でばらばらに行動をすることや、違う通貨を使わなければならない状況は非常に煩わしかったのです。このように、EUのような連合が結成されやすい環境、また単一通貨が作られやすい環境が整えられていたので、様々な紆余曲折がありながらもEUの結成、またユーロの流通が実現したのです。
ユーロの影響
ユーロが導入されたことで、様々な影響がありました。まず良い影響については、ユーロ圏での通商、経済協力が活発になり、経済成長ができたことです。EU、ユーロ圏という大きな一つの市場ができたことによってお金の流れがある程度活発になったのです。
悪い影響としては、通貨が統一されたことによりリスクが高まったことが挙げられます。一度ユーロ圏で通貨危機が起こると、ユーロを導入している様々な国に影響が出やすく、大きな危機につながってしまうことがあります。2011年のギリシャ危機がその一例でしょう。